スターバックス コーヒーはアメリカ・シアトルで 1971 年に創業した世界最大のコーヒーチェーン店を展開する企業です。
2022年4月時点で進出済みの国は世界 84 ヶ国にのぼり、店舗数はなんと 34,630 店舗となっ ているそうです。
更に驚くのがアジア圏での成長で、お隣の中国では9時間に1店舗が開店し続けているようですよ!
本日はそんな成長を続けるスターバックスの新たな取り組みについてご紹介したいと思います。
記事に書いてあること
スターバックスの自社農園とは?
日本から1万キロ以上も離れ、中央アメリカに位置するコスタリカ共和国にその農園はあります。
国土の4分の1が国立公園や自然保護区として指定され、豊かな自然、多くの動植物が生息しています。
豊かな自然環境の中で、コーヒーの生産が行われ、スターバックスの店舗でもコスタリカで生産されたコーヒーは販売され続けています。
コスタリカには、スターバックスにとって、とても重要な地域であり、2004年にはより良い農園管理や栽培の計画づくりに関心のあるコーヒー生産者を支援するためにスターバックス初のファーマーサポートセンターが開設されました。
そして2013年に、コスタリカのポアス火山の麓に広がる600エーカー(240ヘクタール)を有する世界唯一の自社農園となる「ハシエンダ アルサシア農園」を入手したそうです!
なぜ自社農園を運営するのか?
僕はスターバックスが自社農園を購入したニュースを目にした時にこう思いました。
「世界最大のコーヒーチェーンだから、自社農園で生産のコスパを良くして、利益率をあげたいんだ!」
でも!そんな安直な考えでスターバックスは運営をしているのではありませんでした。
(スターバックスさん、ごめんなさい…)
「ハシエンダ アルサシア農園」は、スターバックスのコーヒーを生産するために作られた場所ではなく、コーヒーの未来をみんなで守ることを目的に作られたそうです。
コーヒーを生産している生産者の多くが小規模な農家で、近年の気候変動による異常気象やコーヒーのさび病などにより、コーヒーの栽培が難しくなっています。
このような生産者が抱える課題を理解し、支援する方法を模索するため、「ハシエンダ アルサシア農園」では、スターバックスのグローバル研究開発施設として常駐する農学者が気候変動などがもたらす病害虫に耐えうる品種の開発や、小規模農家が高品質で効率よいコーヒーの栽培が可能となる研究に日々取り組んでいるだとか。
ここで得られた研究の成果は世界中のコーヒー生産者に無償公開し、コーヒーの未来を守ることに貢献しているそうです。
誕生から10年を迎える現在は?
この10年の間、ハシエンダアルサシア農園を改良し続けて、使用する資源と環境への影響を少なくしながら、高品質のアラビカ種コーヒーの栽培法の研究、収穫量の向上に取り組んできたそうです。
ヘクタールあたりに栽培するコーヒーの木の本数を増やすことができただけでなく、この数年で設備を新しくすることによって、加工場で使用する水とエネルギーの量を半減することにも成功しました。
コーヒーチェリーの収穫量と、コーヒーの品質においてその記録を更新し続けられるよう現在も取り組んでいます。
また、コスタリカ内外の多くのコーヒー農家や生産者を招いて、収穫量の向上に役立ててもらえるよう、スターバックスでの取り組みや、最新技術や機器などを視察してもらう機会も提供いるそうです。
「ハシエンダ アルサシア農園」では、サステナブルなコーヒーの未来のため、日々多くの研究が重ねられています。この農園での研究、ここで作られたコーヒーが元となり、私たちがいつまでもおいしいコーヒーを楽しめる将来へとつながっていくんですね。
最後に…
いかがでしたか?
スターバックスが利益追求ではなく、これまでも、これからも。美味しいコーヒーを楽しみ続けられる未来を創るために購入した自社農園。
僕もいつか訪れてみたい場所の1つです。
次回はそんな自社農園でつくられた素敵なコーヒーをご紹介したいと思います。
普段の僕のブログではコーヒー豆のことだけでなく、スタバの新作情報やカフェ巡りのレポートなども毎日投稿しています!
kyoro-skavifika.hatenablog.com
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